Z世代から爆発的人気!今話題のSetlog(セットログ)とは?

近年、SNSの世界では目まぐるしい変化が起きています。特にZ世代と呼ばれる若者たちの間では、「映え」を追求する従来のSNSに代わり、より「リアル」で「飾らない」コミュニケーションを求める動きが加速しています。
そんな中で、韓国から新たなVlogアプリ「Setlog(セットログ)」が登場し、瞬く間にZ世代の心を掴んでいます。本記事では、このSetlogがどのようなアプリなのか、なぜZ世代にこれほどまでに支持されているのか、その背景にあるZ世代の心理や、類似アプリ「BeReal」との比較を通じて、Setlogが切り開く新しいSNSの形について深掘りしていきます。
Z世代に支持されるSetlog(セットログ)とは?
Setlogは、日々の何気ない瞬間を短い動画で記録し、それらを繋ぎ合わせてひとつのVlogとして共有する、これまでにないコンセプトの無料動画共有SNSアプリです。 2026年7月現在、日本のApp Store無料アプリランキングで1位を記録するなど、Z世代を中心に爆発的なブームとなっています。
最大の特徴は、ユーザーが1日の様々な時間帯に、それぞれ2秒程度の短い動画を撮影するだけで、自動的に1本のVlogが生成される点です。この手軽さが、動画編集のスキルがないユーザーでも気軽にVlog作成を楽しめる要因となっています。
自動編集機能で誰でもプロっぽい動画が作れる
Setlogの魅力の一つは、高度な動画編集スキルがなくても、まるでプロが作ったかのようなVlogが完成することです。アプリが自動でBGMやトランジションを加え、一日の出来事をスムーズに繋ぎ合わせてくれます。これにより、ユーザーは「何を撮るか」に集中でき、編集の手間から解放されます。この「おまかせ」機能は、忙しいZ世代にとって、日常の記録を継続する上で大きなメリットとなっています。
友達と共有できる「グループ機能」
「Setlog」は、個人でVlogを作成するだけでなく、親しい友人や恋人、家族などと「グループ」を作成し、共同でVlogを記録・共有できる機能も備えています。これにより、例えば旅行の思い出や、共通の趣味の活動記録などを、参加者全員でリアルタイムに共有し、一つのVlogとして完成させることが可能です。このクローズドな環境での共有体験は、Z世代が重視する「仲間との繋がり」を深める上で重要な役割を果たしています。
なぜZ世代は「Setlog」に熱狂するのか?背景にある3つの心理
SetlogがZ世代の間で爆発的な人気を博している背景には、彼らの独特な価値観やSNSに対する心理が深く関係しています。ここでは、その主要な3つの心理について解説します。
①「加工疲れ」と「リアル志向」の加速
Instagramに代表される従来のSNSでは、写真や動画を美しく加工し、「映える」コンテンツを投稿することが一般的でした。しかし、Z世代の間では、この「映え」を追求することへの「加工疲れ」が顕著になっています。常に完璧な自分を演出し、他者からの評価を気にするSNSのあり方に疑問を感じる若者が増え、代わりに「ありのままの自分」や「リアルな日常」を共有したいという欲求が高まっています 。Setlogは、この「加工なし」で「リアル」な瞬間を切り取るというコンセプトが、Z世代のニーズに合致し、大きな共感を呼んでいます。
②「BeReal」の次を求めるトレンド感
「BeReal」は、1日に一度、ランダムなタイミングで通知が届き、2分以内に加工なしの写真を投稿するというコンセプトで、一時期Z世代の間で大きな話題となりました。「Setlog」は、このBeRealが提示した「リアル」の価値をさらに進化させたものとして捉えられています。静止画で一瞬を切り取るBeRealに対し、Setlogは動画で「一日の流れ」を記録することで、より多角的で深みのある「リアル」を表現できます。Z世代は常に新しいトレンドを求める傾向があり、BeRealの次にくる「リアル」の形としてSetlogに注目が集まっています 。
③「クローズドなコミュニティ」での深い繋がり
Z世代は、不特定多数のフォロワーに広く情報を発信するよりも、親しい友人や限られたコミュニティの中で、より深いコミュニケーションを求める傾向があります。Setlogのグループ機能は、まさにこのニーズに応えるものです。気心の知れた仲間内だけでVlogを共有することで、安心して「素の自分」を表現でき、共感や一体感を育むことができます。これは、従来の「オープンなSNS」から「クローズドなSNS」へと、Z世代のコミュニケーションスタイルが変化していることを示唆しています 。
SetlogとBeRealの徹底比較
「Setlog」が「BeRealの次にくる」と評価されることが多いのは、両者が「リアルな日常の共有」という共通のコンセプトを持っているためです。しかし、その表現方法には大きな違いがあります。ここでは、両アプリを比較し、それぞれの特徴とZ世代への影響を考察します。
| 比較項目 | Setlog(セットログ) | BeReal(ビーリアル) |
| 記録形式 | 動画(Vlog形式、1日を2秒動画で繋ぐ) | 静止画(フロント・リアカメラ同時撮影) |
| 投稿タイミング | ユーザーの任意(1日を通して記録、自動生成) | 1日1回、ランダムな通知から2分以内 |
| 加工の有無 | 基本的に加工なし(自動編集機能はあり) | 加工なし |
| 共有範囲 | 親しい友人とのグループ共有がメイン | 友人(相互フォロー)との共有がメイン |
| 表現の自由度 | 1日の流れを動画で表現するため、より物語性がある | 一瞬を切り取るため、より瞬間的なリアルさがある |
| 主な目的 | 日常の記録、思い出の共有、仲間との体験共有 | リアルな瞬間の共有、友人との近況報告 |
Setlogは動画形式であるため、BeRealの静止画よりも「時間」と「動き」の情報を多く含みます。これにより、ユーザーは単なる一瞬の切り取りではなく、一日の「流れ」や「雰囲気」をより豊かに表現し、共有することができます。これは、Z世代が「体験」や「共感」を重視する傾向と深く結びついています。BeRealが「その瞬間のリアル」を追求するのに対し、Setlogは「一日の物語としてのリアル」を提供していると言えるでしょう。
Setlogの具体的な使い方ガイド「おしゃれなVlogを作るためのコツ」
Setlogを始めるのは非常に簡単です。ここでは、アカウント登録からVlog作成、そして友達との共有まで、基本的な使い方を解説します。
アカウント登録から最初の投稿まで
1.アプリのダウンロード: App StoreまたはGoogle Play Storeから「Setlog」アプリをダウンロードします。
2.アカウント作成: 電話番号またはSNSアカウント(Google、Appleなど)で簡単に登録できます。
3.プロフィール設定: ユーザー名やアイコンを設定します。この際、本名ではなくニックネームを使用するZ世代が多いようです。
4.動画撮影: アプリを開くと、画面下部に撮影ボタンが表示されます。1日の様々なタイミングで、気になる瞬間を2秒程度撮影します。特別な準備は不要で、日常の風景や食事、友達との会話など、何気ない瞬間を気軽に記録しましょう。
5.Vlogの自動生成: 1日の終わりに、アプリが自動的に撮影した動画を繋ぎ合わせ、BGMを付加して1本のVlogを生成します。
6.共有: 生成されたVlogは、グループ内の友達と共有したり、個人の記録として保存したりできます。
おしゃれなVlogを作るためのコツ
「Setlog」は自動編集機能が優れているため、誰でも簡単にVlogを作成できますが、少しの工夫でより魅力的なVlogにすることができます。
•様々なシーンを記録する: 同じような画角や被写体ばかりではなく、食事、風景、友達との会話、移動中など、多様なシーンを記録することで、Vlogに奥行きが生まれます。
•光を意識する: 自然光の下で撮影したり、照明を工夫したりすることで、動画の質が格段に向上します。
•ストーリーを意識する: 1日の始まりから終わりまで、時間軸に沿って動画を撮影することで、見る人が共感しやすい「物語」が生まれます。
•音声も楽しむ: 「Setlog」は動画だけでなく、その場の音声も記録します。リアルな音声を意識的に取り入れると良いでしょう。
友達を招待して一緒に楽しむ
「Setlog」の醍醐味は、友達と一緒にVlogを作成し、共有することにあります。アプリ内の「グループ作成」機能から、簡単に友達を招待できます。共通のイベントや旅行の際に、みんなでSetlogを使ってVlogを作成すれば、より思い出深い記録となるでしょう。
韓国発トレンドが日本でヒットするメカニズム
Setlogが韓国で誕生し、瞬く間に日本を含む世界中のZ世代に広まった背景には、いくつかの要因が考えられます。
K-POPアイドルの影響力
Setlogの人気に火をつけた大きな要因の一つは、K-POPアイドルの影響力です。aespaなどの人気アイドルグループがSetlogを利用して日常を共有したことで、ファンを中心にアプリの存在が知れ渡り、一気にユーザーが増加しました 。Z世代は、憧れのアイドルが使用しているアプリやトレンドに敏感であり、彼らの行動が新たな流行を生み出す強力なトリガーとなっています。
トレンドの移り変わりに柔軟に対応する
Z世代のトレンドは変化が速く、昨日流行ったものがすぐに古くなることも珍しくありません。SNSや現場の声を日々チェックし、情報発信や施策のスピード感を意識してください。流行遅れにならないよう、常に社内体制を柔軟に見直し続けることも大切です。
日韓共通のSNS疲れと解決策
日本と韓国のZ世代には、従来の「映え」を重視するSNSに対する「疲れ」という共通の心理が見られます。常に完璧な自分を演出しなければならないというプレッシャーや他者との比較による疲弊感は、両国の若者にとって共通の課題でした。「Setlog」は、このようなSNS疲れに対する「解決策」として機能し、加工なしのリアルな日常を共有できる場を提供することで、多くのZ世代に受け入れられたと考えられます。
「Setlog」利用時の注意点とプライバシー
「Setlog」は、リアルを追求するアプリであるからこそ、利用時にはいくつかの注意点があります。特にプライバシー保護については、ユーザー自身が意識的に対策を講じる必要があります。
リアルすぎるがゆえの身バレ対策
「Setlog」で共有されるVlogは、ユーザーの日常を詳細に記録するため、意図せず個人情報が特定される”身バレ”のリスクも存在します。例えば、背景に映り込んだ場所や、動画内の会話から、自宅や学校、職場の場所が特定される可能性もゼロではありません。そのため、Vlogを撮影する際には、以下の点に注意しましょう。
•個人が特定できる情報の映り込みに注意する: 自宅の住所や表札、学校名、職場のロゴなど、個人を特定できる情報は映り込まないように意識しましょう。
•背景に注意する: 撮影場所の背景から、普段の行動範囲や生活圏が推測されることがあります。特に自宅や頻繁に訪れる場所での撮影は慎重に行いましょう。
•会話の内容に注意する: 友人との会話の中で、個人情報やプライベートな内容が含まれていないか確認しましょう。
クローズド設定の重要性
Setlogは、親しい友人とのクローズドな共有を前提としたアプリですが、設定によっては意図せず広い範囲に情報が公開されてしまう可能性もあります。Vlogを共有する際には、必ず共有範囲の設定を確認し、本当に見せたい相手にだけ公開されているかを確認することが重要です。また、グループに参加させる友人も、信頼できる相手に限定することで、プライバシーリスクを低減できます。
「Setlog」から見るこれからのSNSの形
「Setlog」は、Z世代の「加工疲れ」と「リアル志向」という現代のSNSトレンドを象徴するアプリです。従来の「映え」を追求するSNSとは一線を画し、飾らない日常を動画で記録し、親しい仲間と共有するという新しいコミュニケーションの形を提案しています。BeRealが静止画で一瞬のリアルを切り取ったのに対し、Setlogは動画で一日の「物語」としてのリアルを表現することで、Z世代の心を掴みました。
Setlogの登場は、SNSが「不特定多数への発信」から「親しい仲間との深い繋がり」へとシフトしていることを示唆しています。今後、SNSは単なる情報発信ツールとしてだけでなく、個人の日常を記録し、大切な人との思い出を共有する「ライフログ」としての側面をさらに強めていくでしょう。Setlogは、まさにその未来を体現するアプリとして、これからのSNSのあり方に大きな影響を与えていくと考えられます。
Setlogの例からもわかるように、Z世代のトレンドや価値観の移り変わりは非常に目まぐるしいものです。だからこそ、トレンドが変化する前に、彼らの本音(リアル)を捉えたマーケティング施策を講じることが重要になります。
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